デザイナー:宮下貴裕

TAKAHIRO MIYASHITA

 

※2009-2010AWコレクションを最期にナンバーナインの解散を表明した。
以下はそれ以前に記した記事になります。

 

1973年 2月5日 東京生まれ。

服飾学校へは通っておらず、 セレクトショップやネペンテスでの企画・バイヤーとしての仕事を通じ 洋服の知識と 服作りの手法を独学で覚える。

96年に独立し、有限会社KOOKSを設立。ナンバーナインを立ち上げる。
ブランド名の由来はビートルズの曲目である 「レボリューション・ナンバーナイン(Revolution #9)」    

97年に原宿表参道の路地に初のショップをオープン。
いわゆる「裏原宿」ブーム過熱の時期であったが 一般的なストリートブランドとは一線を画すストイックな服作りで 注目を集める。

98年 原宿内でショップを移転。レディースのデザインも始める。
2000年 ショップを原宿から 現在の場所 恵比寿に移転。
2000年 AWより 東京コレクションデビュー
その後順調にコレクション発表を重ね、 アイテムのプレミア化や、ショップの行列等、異常な人気は社会現象になる。

Touch me , I'm sick

2002年 AWコレクション後、体調不良のため服作りを休止する。

2003年 1シーズンのブランクを経てコレクションに復活。 切なさと孤独さを増したクリエイションのモチーフは、 ニルヴァーナのカートコバーンだった。
休止の詳細は定かではないが、精神的なものによるものと言われている。
孤独や苦悩を乗り越えて(むしろ孤独の中から)アウトプットされた クリエイションは以前にも増して強さを持っているようにも見えた。

2003年にはニューヨークにショップをオープン。
そして2004年 AWより パリコレクションデビュー。海外でも高い評価を得る。

Fuck The World

ナンバーナインは東京のストリート出身のブランドである。 ストリートのカルチャーを引っさげて パリのモード界に 進出する様は、どこか挑戦的で 挑発的でもある。
ロックミュージシャンが社会に対して反抗的なメッセージを 投げかけているのと似ている。

Future

ナンバーナインの服作りは音楽や物語りからヒントを得た物が多く、 洋服と一緒に、 クリエイションの背景を身にまとっている気分にさせられる。

普通だけど普通じゃない。アーティスティックだけど ちゃんと街で着られる。
モチーフはいつも孤独で切ないが、そのスタイルはとても強く、ぶれがない。
いったい次はどんなスタイルを見せてくれるのだろう。 常にそんな期待を抱かずにはいられない東京の代表ブランドだ。

東京で不動の人気を獲得し、 海外に進出した今、リアルクローズと芸術性のバランスを どうやって独自に進化させていくかが注目される。

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